自分史上傑作ノート

~武者修行中~

スポーツマンシップ

現在、世界中が4年に一度のスポーツの祭典に盛り上がっています。

スポーツは以前の記事でも述べたように素晴らしいものです!

数々の感動と伝説を私たちの刻み込み、残してくれます。

今回ご紹介するのは「真のスポーツマンシップ」です。

 

2016年1月、オーストラリアで開催されたプロテニストーナメント

ホップマンカップ」での出来事です。

 

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みなさん何が起こったかわかりましたか!?

この1分ほどの中で素晴らしいスポーツマンシップを垣間見ることができます。

 

テニスが詳しくない方にもわかりやすいように説明します。

奥側=レイトン・ヒューイット選手

手前側=ジャック・ソック選手

 

レイトン選手がサーブを放ちますが、審判の判定はアウトと判断されてしまいます。

一度目のサーブでアウト判定が出たら、再度打ち直しをしなければいけません。

そこでレイトン選手は打ち直そうとします。

しかし相手選手のジャックが突然・・・・・。

 

 

「今の入ってたよ! ※1チャレンジしたかったらしなよ。」

とレイトン選手に伝えます。

 

※1

チャレンジとは1セットにつき1人3回まで申請できる判定に対する抗議です。

コート周りの10台のカメラが捉えた映像をもとにビデオ判定するもので、

審判のジャッジが正しければ権利が1回減ります。

しかしジャッジ誤っていれば権利回数はそのままです。

 

 

レイトン選手は驚きを隠せません。

「マジで!?」というような反応を見せる。

これには審判も驚いています。

 

その後、レイトン選手はチャレンジを使用

その結果、インと判定され見事ジャッジが覆った。

 

本来、ジャック選手からするとラッキーとしか思えない判定です。

しかし彼のスポーツマンシップがこのプレーを見逃すことはなかった。

これぞまさに真のスポーツマンシップを持った選手を証。

正々堂々と戦いに挑み、勝敗を決める大事な場面であっても決して忘れることのない

スポーツマンシップの心得。

彼のこのプレーは会場全体を清々しい気持ちにしただけでなく、

生涯語り継がれるスポーツマンとしての忘れてはならない心得だ。

 

 

現在行われているリオオリンピックでも様々な感動が生まれている。

その中にはスポーツマンシップを見せた場面なども含まれる。

 

体操男子個人総合で大会2連覇を達成した内村選手が出席した

メダリストインタビューでも垣間見ることができた。

 

記者が内村選手に対し、

「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」と質問が飛んだ。

これに対し銀メダリスト、ベルニャエフ選手は、

「航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」と

答えた。

さらに銅メダリスト、マックス・ウィットロック選手も内村選手を称えた。

 

ほんのわずかな差で勝敗が決まってしまうスポーツの中で

試合後、こうして互いにリスペクトしているからこその出来事だった。

 

 

スポーツマンシップは相手のことを尊重して初めて生まれるものなのだと感じさせてくれました。

 

オリンピックは大会中盤戦です。

日本の誇りを胸に頑張ってもらいたいと思います。

私個人としてはやはりハンドボールが気になります。

残念ながら日本は出場していませんが、

世界最高峰の選手たちがぶつかり合うこの大舞台。

フランス代表が前人未到の大会3連覇を成し遂げるのか!?

それとも他の国がそれを阻止するのか。

今後の展開に目が離せません。